
アサツキ作り方を解説していきます。
◆
大まかな流れ1.
畑の準備植える2週間前に、1㎥当たり苦土石灰100gを前面に散布してよく耕す。
2.
元肥と畝(うね)作り1週間前に、1㎥当たり堆肥3kg、化成肥料100gをすき込み畝を作る。
このときの畝幅は約60cm。
3.
植え溝作りタネ球根の3~4倍の深さの溝を、1畝に2本作る。
4.
植え付け3球ずつ株間20cmに植え、覆土して上に敷きワラをする。
5.
追肥秋肥と春肥の年2回。化成肥料を1㎥当たりばらまき、軽く中耕。
6.
収穫葉の長さが15~20cmになったら株ごと掘り上げる。
7.
タネ球根の収穫残しておくと、5~6月にとう立ちして開花するので、前のつぼみを摘み取る。
その後地上部が枯れたら掘り上げる。
8.
陰干しと貯蔵土を払って陰干しし、風通しの良いところで植え付けまで貯蔵。
●
種類と特徴 日本各地の山地に自生する多年草でネギの仲間です。
葉が細いとこから糸ネギとも呼ばれ、3,4月の旬の味として古くから親しまれてきました。
野生種を栽培用に利用したので、品種分化はなく、早生種と晩生種がある程度です。
●
畑の準備 寒さには強いのですが、酸性土を嫌い、高温や乾燥も適しません。
酸性を中和し、水はけのよいこ肥沃な土にしておきます。畝は60cm幅。
●
栽培の進め方 植え付けは8月中旬~9月上旬。
園芸店でタネ球根を購入します。タネ球根は3球ずつを1株にするので、
植え付け場所の広さに応じて株数を決めます。
植え付けたタネ球根は発芽後、冬には地上部が枯れますが、
翌年の春にはまた葉が伸びてきます。
●
追肥10月中旬の秋肥えと、翌年3月上旬の春肥えの年2回。
追肥の時は、苗を傷めないように注意して中耕もします。
●
収穫3~4月。
葉が15~20cmになったら、株ごと掘り上げて収穫します。
タネ球根をとるときは、地上部が枯れるまで待ってから掘り上げて陰干しします。
●
主な病害虫ネダニ、アブラムシ、ハモグリバエ。